次の市長選の争点もアリーナ??結局この数年はどうするのか。。。

皆様、こんにちは。山口としき(宮崎市議会議員)です。

前回の記事はいつもよりも多くの方に見ていただき、改めてアリーナ構想の関心の高さを感じたところです。

前回 ⇒ http://www.toshiki-miyazaki.jp/2019/03/21/201903gatsu02/

 

さて、本日、宮崎市が「アリーナ基本構想」を発表しました。

 

HPでも公表しておりますので、関心のある方はご一読を。

宮崎市アリーナ基本構想(市HP) ⇒ https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/city/policy/administration/196665.html

 

議会にも10時から説明があり、初めて資料を渡されたのでなかなか完全に読み込めてはいないのですが、私としての感じたことをお伝えしておきたいと思います。

 

正直、ツッコミどころが多すぎて整理がつかない・・・・。

 

【アリーナ基本構想の概要】

場所 ⇒ 宮崎駅東口付近の宮崎ガス㈱が所有する民有地(今回初めて出てきた候補地です)

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(宮崎にお住まいの方ならわかると思います。奥には私が会費だけ払っている状態のルネサンスがチラリ・・・・・。)

 

規模 ⇒ 6000人以上の収容 ※人気のあるグループのライブだと、最低でもこれくらいは必要らしい。最低でもです。

 

整備費 ⇒ 不明。報告書では、他の事例の数字ということで、A:30億、B:84億、C:149億の3パターンでものすごく簡易に費用検討をしています。

 

いつできるの? ⇒ 2019年中に事業者確定などの条件をクリアすれば、最短2023年ごろらしい。以下、報告書より引用。

民設民営とPFI手法等を同時並行で行っていくとした場合の、今後の工程表を図47のとおり示す。なお、下記工程表についてはあくまで現時点において想定されるものであり、事業の進捗等によって変動する可能性があるため、必要な時点において適宜見直しを行うものとする。


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市の負担額は? ⇒ 不明。ただ何らかの補助はしていくつもりらしい。

 

市はどう関わるの? ⇒ 曖昧。基本的には「民間の土地に民間会社が作って運営する」ことを目指すので、市がその作ってくれる会社を探すらしい。(でも、お金はいくら出すかも、どういう補助をするかも全く決めていない・・・。)

 

【感じたことや問題点など】

①そもそも「民間の土地に民間会社が作る」なら市が介入する必然性がどこまであるのか。

今後、市がアリーナを開発してくれる会社を探すそうですが、「市の税金を使って作った計画を、市職員に営業をさせて、民間会社の土地に儲かる施設を作る会社を探してきてあげる」ということになるわけです。

しかも、営業先は市と窓口がある「興味を持っている会社(複数)」らしい。私の方で一応、公平性を担保するために公募なども考えるべきと指摘をしましたが、冷静に考えたら「人様の土地に公募」ってあり得ないですね。(反省)

そうなってくると、本当にちゃんと気を付けないと、「単なる特定会社への利益誘導」にしかならないのではないかと・・・・。

今日初めて「民間の土地に作ること」が発表された(これまでは自治体の土地が候補地)ので、市の介入の必然性と度合いの整理はきちんとしないといけないと思います。

正直、民間会社が自分の土地や自分で借りた土地に自分のお金で収益施設を建てるならば、議員に反対する権限は基本的にないですし、私は民間を邪魔する気もないので、「どうぞ!どんどんやってください」ということに必然的になりますね。

 

②市の財政負担は結局「不明」

民間の土地に民間会社が作るので、市の負担は全くない・・・わけではないらしいです。

避難所としての活用や市民も使えるようにするからお金を補助するつもりだそうで。

ただその予算規模などは「まだわかりません」だそう。

しかも、建設してくれる民間会社が見つからなかったらどうするのか・・・・・。

「市もお金を出して作ることを検討する」とのこと。

ただその時の負担額は「まだわかりません」だそう。

この状況では私は責任ある判断はできません。むしろ、これで「アリーナ絶対つくります」っていっちゃってる市の判断が危険な気がしてならないです。

 

③3年後の市長選挙の争点も「アリーナ建設」になってしまうのか??

アリーナを建設します!という公約で現市長は当選されています。(当然、その公約だけでないですが、目玉だったわけです。)

で、1年たって結局、今回の任期中には完成しないことがほぼ確定しましたし、市の財政負担や経済効果についても不透明です。

次の市長選は2022年1月ですが、市が掲げる工程通りに事が進まなかった場合、アリーナの設計作業中や着工するかどうかの時に選挙があります。

4年前と同じような争点でまた首長選挙をするのか・・・。

本来は、こうした繰り返しを避けるために「公約」は「しっかり練られたもの」であるべきだと思いますし、「達成可能性が現実的にあるもの」である必要がある気がします。統一選挙を控え、「掲げる政策のあり方」について考えさせられました。

 

④一番の問題、アリーナができるまでは宮崎市は沈んだままなのか???

今回、私が一番不安に思っていることです。今日の説明会でも「中心市街地にこれまで色々とお金を入れてきたがなかなかうまくいっていないのが現状。アリーナは起死回生のために必要」というような発言がありました。(私はそう理解しました)

 

アリーナができるまではどんなにうまく進んでも3年近くあります。その間はどうするのでしょうか・・・。

 

アリーナさえできればすべてうまくいくかのような考えや方向性は危ないですよね。アリーナは進めるならそれはそれとして、同時に「アリーナができるまでには何をするのか、どうしていくのか」を今一度考え、市には問わないといけないと感じています。

 

 

長文になってしまいました。昨日の今日なのでわかりやすい解説にはなっていないかと思います。すみまんせん。

ただ感じていただきたいのは、「アリーナについてはまだまだ曖昧なことが多すぎて、ちゃんと是々非々で問題点やいい点を話し合っていく必要があるよ」ってことです。

4月の市議会議員選挙では、こうした市の現状を踏まえ、「是々非々で議論できる、またその力がある議員」を選んでいただくと市政は進んでいくのではないかと思います。

本日はこの辺で。