宮崎市長選、始まってます。アリーナは4年で完成できるのか?

みなさん、こんにちは。山口としき(宮崎市議会議員)です。

年明けて初めての投稿となっています。かなり投稿できることはたまっていたのですが、今ある市長選のこともあり、少し遠慮していた面もありました。すみません。1月、成人式や全国若手市議会議員の研修で北海道に行かせていただいたりと順調に活動をしています。そこはまた改めて報告させていただきます。

 

さて、宮崎市長選と宮崎市議会議員補欠選挙が始まって3日がたちました。

今回の選挙、特に市長選は非常に激戦というか宮崎市の歴史の中で一番選挙戦としての質の高い選挙といっても過言でもないと思います。選挙カーのみならず、広報車もしっかり走り、法律の定めに沿ったビラなども織り込まれるなど、これまでになかった取組がなされています。ぜひ一人でも多くの方に選挙に関心を持っていただき、投票に足を運んでいただきたい。

その中で、一つどうしても気になることがあります。

 

それは、選挙の争点の一つがアリーナの是非になっていること。

 

私は12月議会でこのアリーナについて現職市長や市の現在の考えを議会の場で確認している立場ですので、一言書かせていただきます。

まず、私の現状の考えは、「アリーナについては財政的に建設・維持に対応できるならOK。ただし、優先順位は市役所庁舎」です。

率直に申し上げて、他の議員も含め、アリーナについては同じような状況なのではないかと思っています。なぜなら、「アリーナについては規模・予算等も含めて全くの白紙状態であり、市の計画にも一切記載されていないから判断できない」ためです。

 

現職を批判するつもりはありませんが、現職候補が公約でアリーナ建設を明言すると「すぐにできる」、「実はもう計画がある」と勘違いされる方も多いと思いますので、12月議会の答弁を踏まえて、私が知りうる限りの市の現状を整理したいと思います。ちなみに、12月議会以降、市として正式な場でのアリーナ議論はなされていない、発表されていないと私は理解しています。

 

以下は、端的にまとめていますが、12月議会の場で市が答弁した結論です。確認を取りたい方は、私の一般質問を見ていただければ確認できます。 こちら(平成29年第6回定例会の12月4日) ⇒ http://smart.discussvision.net/smart/tenant/miyazaki/WebView/rd/council_1.html

 

①アリーナの規模・整備時期について ⇒ 12月現在で他の都市の施設の状況について情報収集している段階、宮崎市においては全くの白紙。

 

②財源等について ⇒ ①と同様、情報収集の段階。宮崎市においては全くの白紙。

ちなみに、宮崎市の財政状況として、大型施設を建てるために行う基金(貯金みたいなもの)は今計画しているもの(アリーナや市庁舎は入っていません)に使うので、平成32年に枯渇します。これも12月議会で明言しています。

 

③民間企業や県などからの援助の打診などはあるのか ⇒ 12月時点でなし。

 

④市庁舎の建て替え等とアリーナの優先順位について ⇒ 同時並行に検討になるが、厳しい財政状況なので投資の厳選は必須。

 

 

さらにこちらは答弁ではないですが、重要なことなので記載しておきます。

⑤市の大方針である「総合計画」、「都市計画マスタープラン」、「中心市街地まちづくり推進プラン」などへのアリーナの位置づけ ⇒ 現状、記載はありません。また、これらは本年3月に更新される予定ですが、現状の素案等にも記載はないと私は理解してます。

 

上記をものすごく簡単にまとめると、「宮崎市においてアリーナについては他の都市の施設を担当者が見に行ったりしている程度の段階で、規模も場所もお金も全く検討していない状況。また、3月に更新される市の大方針にも一切記載されていない」ということです。

 

私は、このような状況である以上、今後の4年でアリーナが完成まで行くことはかなり現実的に厳しいといわざるを得ない思います。また、財源を市が出すことになった場合、間違いなく、高齢者福祉なのか、農業なのか、インフラ整備なのか、どの分野になるかわかりませんが、今の市のサービスや補助などを削ることになります。今のままの市の水準で、アリーナを作れるほど宮崎市は余裕はありません。(今も一つの新しい政策をするときに、今までやってたことを削って財源を捻出してます。)

 

個人的には、これまで2年以上かけて次の5年、10年先の大方針の更新作業されてきた現職が自分の作ってきた方針を無視するような公約を掲げてらっしゃるのかがなぜなんだろうなぁと思っているところです。

 

アリーナは活性化の一助を担うものかもしれませんが、作ることも、作った後もコストがかかることを考えれば、「これからの将来に責任をもつ世代として、安易に判断することは危険」だと警鐘を鳴らさせていただきます。

 

選挙はわかりやすい争点があることは大事ですが、判断すらできないことや客観的に見て現実に厳しいという事実や情報がないままでは正しい判断はできないのではないでしょうか。

期日前投票もできる状況ですので、ひとつ参考にしてみてください。

 

アリーナについては賛否両論あると思いますが、少なくとも私は一議員として、将来に責任を持てない政策や実現できない政策を、手放しで賛成するつもりもないですし、しっかりと歯止めになることが議員の役割だと思っています。

 

今回の選挙はアリーナの是非だけでなく、「未来にしっかりと責任をとれるリーダーか、現実性のある政策なのか」を考えるのがいいのではないかと感じています。

 

28日が投開票日、多くの皆さんが選挙に関心を持ってくださることを願っています。

 

届け出順に各候補のHPリンクを張っておきます。

1.とじき正さん(現 宮崎市長) ⇒ https://tojiki-miyazaki.jp/

2.伊東よしろうさん(前・宮崎市健康管理部長) ⇒ http://itou-yoshirou.jp/

3.清山とものりさん(前・宮崎県議会議員) ⇒ http://kiyoyama.jp/

 

最後に特に若者の皆さんへ

選挙に関わるとか投票にいくとか、自分には関係ないことと思うかもしれませんが、市政や議会は5年先、10年先のことを議論したりもします。5年先、10年先は我々が責任を持つ時代です。今からしっかりと考えていただきたい。

自分たちの未来をよくしたい、宮崎に住んでいたいと思うなら、「だれかが選んでくれた人」に託すのではなく、「自分で選んだ人」に託したほうがいいと思いませんか。自分たちの未来は、自分たちでつかもうとしないと、きっと明るくなりません。誰のためでもなく、自分のために選挙に、政治にすこしだけでも参加してください。お願いします。