みなさん、こんにちは。山口としき(宮崎市議会議員)です。
さて、6月議会が終わって次の議会(9月)が始まるまでは、例年、委員会やら個人やらの視察のシーズンになります。
「視察」、これ非常に悪い印象が多いですよね。舛添前都知事や都議会のリオ視察などが最近では話題になってますが、旅行なんじゃないかとか、豪遊してるんじゃないかとかの負のイメージが付きまといます。
こういうイメージがでるということは、一昔前はそうだったのかなぁ・・・。
確かに昨年や今回は、視察先をみっちり入れて結構バタバタで視察をしてきたのですが、「こんなに詰め込むのは最近になってからだ」とか「出発も早いし、帰りもおそい」というようなコメントが関係者からは聞こえてきたり。
昔は知らないのであれですが、まじめに行ってますよ、改善してますよ!ということは声を大にして言いたいと思います。
さて、今回の視察は常任委員会での視察です。農林水産業や観光関連を担当する委員会なので、それに合わせて2泊3日で関西方面へ行ってきました。
まずは!大阪!
大阪では、「市場の管理制度について」説明・視察をしました。開かれた市場や取引が活発な市場にするためにはどういう体制がいいのか、だれが管理するのがいいのかについて学んだわけです!
続いて、舞鶴!
(戦後にシベリアなどから日本に戻ってくる人たちが来た港です。)
京都にありながらちょっと京都市からは遠い舞鶴市。京都市にくる観光客をいかに舞鶴にもってくるかという取り組みについて視察。担当者方の「舞鶴だけじゃ勝てないし、一日持たない。。だからこそ舞鶴をハブに周辺の自治体も含めて観光地ととらえることが大事。」という現実的な割り切りが非常に印象的でした。自分たちの自治体の状況を客観視できているからこその発言、宮崎市も個人的には大いに見習うべきと思いました。
そして、朝来市(竹田城)!
(ここに高倉健さんが座ったらしい。健さんベンチというそうです。)
「日本のマチュピチュ」として爆発的に人気が出た竹田城。どうやってブームを起こしたのか、そしてブームが起きたことによって自治体には何が起きたのか!を学びに。
実はブームはCMで取り上げられて意図せずして起きたこと、さらには急に人気になったので全然観光産業として自治体が追い付いていない(宿がなかったり、地元にお金が落ちる状況にできていなかったり)という現実。てっきりバリバリの観光地だと思っていたので驚きでした。
インターネットや書籍で確かにある程度の情報を得られるようにはなりましたが、現実にプロジェクトを担当した職員さんからの生の話や、メリットだけではない負の面などもざっくばらんに教えてもらえたり、質問もできるので「足を運ぶこと」は大事なのです。
何の問題意識を持たずにふらっと言っても意味がないのは事実ですし、そういう議員もいるのかもしれませんが、宮崎より進んでいる(と思われる)自治体ですので、得るものは少なからずありました。次の質問や現在の施策の改善に生かしていきます!!
また、私はさらに今、滋賀へ1泊2日の研修に行かせていただいております。
全国から市議会議員が100人くらいいるんですが、宮崎市からの参加は私一人かつ同世代は一人だけ(笑)
アウェー感がすごいですが、大事なインプットの研修ですので、びしっと頑張ります。
ちなみに今週は、研修(滋賀)→お祭り(踊り)→地域のサイクリング大会→お祭り(ボランティア)となかなかアクティブな週末になりそうです。